ページの雰囲気が変わったでしょ 🌛
だいじょうぶですよ、語りの森ですよ、だれも乗っ取っていませんよ~
さてさて。
ババ・ヤガーの中級講座では、再話比較や類話比較をします。
テーマを見つけることや、よりよいテキストを選ぶためです。
なんですが、その目的からはずれて、呪的逃走のモティーフを調べたり、あれこれやります。
素人ですから、研究ではありません。お遊びです。
でもね、それが楽しい~
ちょっと変な集団かも(笑)
調べるための手がかりとして、話型カタログとか、通観とか、日本昔話事典とかを基本図書にしているのですが、そのなかに『グリム童話を読む事典』高木昌史著/三交社 というとっても便利な本があります。
絶版でなかなか手に入らないのですが、なんと! なんと! その決定版が出たのです!
その名も『決定版 グリム童話事典』 高木昌史著/三弥井書店刊 2017年4月 3800円
『~読む事典』で解説されているのは、60話あまりなんですが、決定版は210話プラス初版にはあって2版以降にはない22話、つまりグリム童話のすべての話が解説されているのです。もちろん、どれも各話につけられたグリムの原注も抄訳されてるし、話型もATとATUの両方が書かれています。
世界の類話との対応表も、見やすくなっています。
グリムの家系図や、関連地図も、細かなところまで丁寧に改訂されていて、感動的です。
絵本や映像の紹介もあります。
コラムも一新されていて、「馬の首」とか「昔話における援助者」とか、ふふふ、興味あるでしょ?
図書館に置いてもらってね。それとも、家庭の医学に並べてどうぞ。
先に出た『グリム童話を読む事典』のほうが分厚くて高いのに、グリム童話コンプリートの『決定版』がそれの半額って、どういうことでございますか?
と、思いながらも、古本も品切れか定価より高くなっていて手が届かなかった『グリム童話を読む事典』にはお世話になりましたので、この機会に思い切って買うか?!と思い、地元図書館に買ってもらいました。
そう、先に手に取ってじっくり見たかったという石橋をたたいて割るタイプ。
そして、ついに、自分で買う決心をしました。
ただ今、注文済み・取り寄せ待ちでございます。
数日、おかずのランクを下げる予定です(笑)
ヤンはこれ以上ないくらいにおかずのランク下げております(笑)
本の値段ってどうやって決まるのでしょうねえ。